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■スラウェシ島(セレベス島) Sulawesi
マカッサルトラジャママサマナド

 珍しい形をした島、スラウェシ島はよくランの花やアルファベットのKの字にたとえられます。
世界で7番目に大きいこの島は日本の国土の約半分の広さをもち、インドネシアのちょうど中ほどに位置しています。霧に包まれた険しい山岳地帯、手付かずの熱帯ジャングル、ミステリアスな色の湖、そして緑したたる田園風景など、その地形は変化に富んでいます。海に目を移せば、サンゴ礁につつまれ胸がすくような切立ったドロップオフや、ヤシの林に囲まれた砂浜、静かな漁村など、見どころがたくさんあります。

そして何よりも、バラエティーに富んだ民族が生活している島でもあります。海の民はその入り組んだ海岸線に住み、トビウオ、フカヒレ、マグロ、カツオ、イカ、ナマコなどを捕り生活しています。南に住むブギス人、マカッサル人、マンダル人、ブトン人などは航海技術に長けており、漁以外にも貿易や運送をなりわいとしています。農産物も米、野菜類、サゴヤシ、コーヒー、カカオ、丁子など、豊富に生産されています。

南部の山岳部に目を移すと特異な葬祭を伝承するトラジャ人が住んでいます。彼らは舟形屋根で黒と赤を基調とした彫刻を壁に施したトンコナンと呼ばれる建築物を造り、周辺の他の海洋民族とはまったく異なる文化をもっています。トラジャ地域はスラウェシ島の中でヨーロッパ人旅行者が最も多く訪れる場所でもあります。

→[特集!トラジャ・マカッサル・ママサおすすめのツアー8選]



●マカッサル Makassar

東インドネシアで最も重要な港があるマカッサルでは、インドネシア国内を巡る巨大木造貨物船、ピニシを見ることができます。マカッサルは東南アジア貿易の歴史のうえで集積港としてたいへん重要な役割を果たしてきました。現在はブギス人、マカッサル人、トラジャ人、マンダル人などの周辺民族や、華人、ジャワ人、などさまざまな人びとが生活している多文化、多言語都市です。
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●トラジャ Toraja

トラジャは標高1000メートル以上の山岳地帯にあり、熱帯といえども涼しくたいへん過ごしやすい気候です。棚田や山に囲まれた山村など、日本の田舎の原風景を思わせるスポットがいっぱい。
トラジャの人びとにとって、死者儀礼は人生のうちで最も重要なイベントです。多くの客人を招待し、歌、踊り、家畜の奉納など、見どころが盛り沢山。もちろん、皆さんのような海外からのお客さまもウェルカム。
トラジャ地方の見どころの一つはトンコナンと呼ばれる伝統建築物。外壁には手の込んだ彫り物がふんだんに施され、富の象徴である水牛の角のディスプレイが見られます。
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●ママサ Mamasa

ママサはタナ・トラジャの東、50kmのところにある知られざる旅のスポットです。2002年から自動車が通れる道ができ、アクセスも楽になりました。ママサの伝統建築物はバヌアと呼ばれ、トラジャの建築物、トンコナンとは少し異なります。屋根のそり具合がなだらかで、木の板を重ねた屋根が特徴です。建物自体もトンコナンの数倍の大きさで、300年、400年前に建てられたものが現在も立派に住居として使われています。
ママサは素朴な彫刻を造るところとしても有名です。
ママサ周辺はすばらしい眺めの田園地帯や山を縫うように通るトレッキングルートがたくさんあります。伝統的な村々に泊まりながら馬を携えタナ・トラジャまで歩くルートもあります。
竹でできた釣り橋を渡ってトレッキングを楽しめます。
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●マナドManado

国際的に名を知られたダイビングのメッカ、マナド。高級クルーザーが行き交うダイビングスポットの近くには昔ながらの漁村があります。
火山地帯にあるマナド周辺は、すばらしい景観の涼しい高原地帯が広がっています。海で遊びつかれたら、馬車に乗ってトンダノ湖、トモホンなどの高原を散策してみてはいかが?温泉もあります。
マナドの東にはタンココ国立公園があります。スラウェシ島の西側には動物生態系の境界線で有名なウォーレス線が通っており、スラウェシ島独特の動物が数多く発見されています。タンココ国立公園は環境管理が行き届いており、野生のマカカ猿の集団などが間近に見ることができます。左の写真は真っ黒で頭髪がモヒカンスタイルのマカカ・ニグラ。マカカ猿はニホンザルの近い親戚でもあります。
タンココ国立公園のマスコット、世界最小の猿といわれるタルシウス。夜行性のため、夕方、樹の高い所にある巣から降りてきて、ジャングルに出かける様子を見ることができます。

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