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■フローレス島 Flores
マウメレエンデケリムトゥ山バジャワルテンラブハンバジョ
フローレス島は東西に細長く、活火山やカルデラ湖、乾燥したサバンナや緑滴る熱帯の森、サンゴの海など地形や自然の変化に富んだ島です。しかし、この島を訪れる旅人はあまり多くありません。

人口の8割以上がカトリック教徒ですが、伝統的な宗教であるアニミズムの影響も色濃く残っています。また、フローレス島にはリオ人、ンガダ人、シッカ人、ソア人など多くの民族が散在します。東部の住民は肌の色が黒く縮れ毛のパプア系ですが、他の島から近年移り住んできたビマ人(スンバワ島)、ブギス人やマカッサル人(スラウェシ島)、ソロール人(ソロール島)、サヴ人(サヴ島)なども住んでいます。

最近、フローレス島は世界中の考古学者から並々ならぬ注目を浴びています。2003年、リアンブア洞窟(Liang Bua)で1万8000年前のものと推測される身長1メートルほどの成人女性の人骨が発見され、『ホモ・フローレシエンシス』(Homo floresiensis)と命名されました。この女性は北京原人やジャワ原人と同じホモ・エレクトスに属する考えられていますが、定説ではホモ・エレクトスは数十万年前に絶滅したとされています。新種の人類だという主張に対し、いいやヒト属ではないという意見、さらには身体が成長しない病気の人だとするものまでさまざまな説が飛び交っています。

地元の人々によると、洞窟に小さな人が住んでいて村人たちはひょうたんに食べ物を入れて家の外に置いた、という言い伝えが残っているそうです。

フローレス島には隠されたなぞがまだまだ残っています。
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●マウメレ Maumere


ワトゥブラピ村(Watublapi)もイカットの名産地のひとつです。この村ではイカット紡ぎ,染め,機織などのイカット製作作業を見ることができます。


フローレス島の東側玄関口マウメレはまわりの島々とを結ぶ交通の中心地です。マウメレをベースに3色カルデラ湖のケリムトゥ山や周辺のイカットの村を訪れることができます。

シッカ村(Sikka)はフローレス島でもっとも代表的なイカットの村です。旅人が村に到着すると女性たちは自慢のイカットをもっていっせいに集って来ます。
シッカ村にはポルトガル人が建てた大きな教会もあります。

●エンデ Ende エンデはフローレス島の中央南海岸に位置する周りを山に囲まれた大きな港町です。ンゲラ村(Nggela)など、イカットの名産地が付近にあります。

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●ケリムトゥ山 Keli Mutu


神秘的な色の水をたたえるケリムトゥ山の三色カルデラ湖はフローレス島でもっとも有名な名勝の地です。山頂には3つの大きな噴火口があり、それぞれトルコ石のような鮮やかな青緑色、深緑色、黒色の水で満たされています。湖の周辺は草木が生えない灰色の世界。夜明け前に歩き始め、山頂でご来光を拝めばこの世のものとは思えない風景を体験できます。地元の村人が聖山として信仰する気持ちがわかります。
●バジャワ Bajawa


バジャワ周辺には伝統を守る古い村々が散在します。

ベナ村(Bena)はイネリエ山(Gunung Inerie 2130m)の麓に位置する伝統的な信仰を色濃く残す村です。茅葺屋根の伝統家屋に囲まれるように、先祖の霊を祀る石碑が村の中心に置かれています。



素朴な伝統の村、ベナ村(上)と、数多い火山のひとつ、
富士山にも似たイネリエ山(右)。
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●ルテン Ruteng



マンガライ人(Manggarai)のふるさと、山々に囲まれ緑豊かなルテンは、雨の少ないフローレス島の米倉とも呼ばれるもっとも稲作の発達した地域の中心地です。マンガライの男性は、鞭と盾をたずさえ独特の冠をかぶって勇壮に踊る豊作祈願のチャチ(caci)ダンスで有名です。
        
●ラブハンバジョ Labuhan Bajo
フローレス島の最西端にあるラブハンバジョは、地元の漁港として、また、コモド島、リンチャ島への船が発着する港として栄えています。ラブハンバジョの名前の由来は、舟で一生を過ごす漂海民『バジャウ人(BajoまたはBajau)の港(Labuhan)』という意味です。付近の漁師はバジャウ人やブギス人の子孫だといわれています。
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■コモド島・リンチャ島 Komodo & Rinca


世界自然遺産に指定されているコモド島、リンチャ島には世界最大のトカゲ、コモドドラゴン(Varanus komodoensis)が生息しています。地元ではオラ(ora)と呼ばれるこの巨大トカゲは、オスの成体で体長3メートル、体重150キロ以上に達しますが、コモド・リンチャ島周辺にしか生息しません。付近の海は潮流が激しいため、生態系が外部から隔離され、古代からの姿を残せたということです。



コモド・リンチャ島は植物の少ない乾燥地帯ですが、その海はサンゴであふれ、カラフルな熱帯魚たちの楽園になっています。サンゴからできた純白の砂浜が続きます。潮の流れが強く注意が必要ですが、ダイビングやシュノーケリングも楽しめます。

■レンバタ島 Lembata

フローレス島から数えて東、3番目の島レンバタ島は、もっとも旅人が少ない島のひとつです。
イレアペ火山(Ille Ape)のふもとの村々では地元で採れる綿を手で紡ぎ、染から機織まですべて手作りというイカットを生産しています。
また、島の南、ラマレラ村(Lamalera)はマッコウクジラを銛でつく勇壮な漁法を残しています。


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